人気アパレルとのコラボハウスをわが家流にアレンジ
- Vol.40
- 家族構成:ご夫婦+お子様2人
- FREAK’S HOUSE
日々忙しく過ごす中で、ホッと一息つきたい。
そんな時、スイッチをOFFにさせてくれるのは一杯のコーヒーかもしれません。今回訪れたのは、葛木の静かな住宅街の一角にある『cafe珈琲 ES+sense(エッセンス)』さん。
気さくでユーモアに溢れる店長の武田さんにお話を伺いました。
どこか懐かしく、落ち着く空間
店のドアを開けると、満席の店内に流れるコーヒーの香りが鼻腔をくすぐります。木のぬくもりに包まれた店内には、座った瞬間にふっと体の力が抜けるような不思議な空気が流れていました。
大きな棚に大小色とりどりのマグカップが並ぶカウンターの中からは、火にかけられたポットのコポコポと心地いい泡音が聞こえてきます。
Es+sense一番のこだわりであるコーヒーは、注文してから一杯ずつ丁寧にいれられています。豆は、徳島県にあるTOKUSHIMA COFFEE WORKSのものを使用。厳選されたスペシャリティコーヒーのみを仕入れています。
フードメニューも豊富なEs+sense。
今回注文したのは、人気メニュー「ロコモコボウル」と「パスタセット」です。
少し押しただけで肉汁が溢れ出るジューシーなハンバーグの上には、アボカド、トマト、半熟卵が。ソースの味が全ての具材の味をまとめ上げて、口に運んだ瞬間、舌の上いっぱいに幸せが広がります。
パスタセットは2種類が週替わりで選べます。
この日はその中からスモークサーモンのクリームソースをオーダー。クリーミーなソースは具材によく絡み、スモークの香りと程よい塩気が旨味のアクセントになっています。
毎週月曜日にメニュー変更するそうなので、何度も足を運んで食べたくなりました。
デザートには、「ワッフル」と「ティラミス」をいただきました。
外はカリッ中はふんわりの温かいワッフルには、アイスクリームがトッピング。
熱でとろりと溶け出したアイスクリームが、ワッフルにじんわりと染み込みます。たっぷりとメープルシロップをかけてもくどくない甘さで、コーヒーにぴったりです。
そしてティラミスは、コーヒーにこだわるEs+senseならではの濃厚で芳醇な味わい。
ふわっふわのクリームがたまらず一口、また一口とスプーンを進ませ、気づけばペロリと完食してしまいました。
運命的なコーヒーとの出会い
店長の武田さんがEs+senseをオープンしたのは、日本代表の活躍に沸くW杯南アフリカ大会が開催された2010年。今年で9周年を迎えます。
武田さんは元々関西の出身。ご実家は仕出し屋を営み、料理が身近にある環境で漠然と「何かお店をしなきゃいけない」と考えて育ったそう。高校を卒業してから調理師として様々なジャンルを経験したものの、調理師は想像以上にハードな仕事。「もし店をやるとしても、料理だけはしないぞ!」と思ったと、笑いながら振り返ります。
ご実家の手伝いやホテル勤務をしながら、この先自分に何ができるのか?何がしたいのか?を考えていた武田さん。
日々忙しくすぎる中、30代を目前にしたある時、ふと、ひとつの疑問が浮かびます。
「どんなレストランも食後のコーヒーを出すけど、どこも不味い。じゃあ本当に美味しいコーヒーはどこに...?」
そんなある日、地元の喫茶店で一杯のコーヒーに出会います。
これだ!と直感した武田さんは、そのお店のオーナーに直談判し、オーナーの友人であった親戚の助け舟もあって弟子入り。コーヒーのノウハウを学びました。
独立を考えた時、周りからは地元でお店を出したら?と言われたそう。
しかし、師匠でもあるオーナーと競合になってしまう...と悩んでいました。
すると、抜群のタイミングで奥様の地元・大分の土地の情報が飛び込んで来ます。
実際に訪れるとそこは山の中のような場所...ですが、武田さんは「この場所で店を開こう」と決心し、ご家族とともに大分へ。
1年後、「cafe珈琲 ES+sense」をオープンさせました。
素晴しいホスピタリティが安心感の秘密
取材中ふと店内を見回すと、店員の皆さんがお客様一人一人に目を配り、細やかな気遣いをされていて、とても心地よくいられる空間を作っているのだと感じました。
まるで家についてリビングでホッと一息つくように、ゆったり寛ぐにはぴったりのES+senseさん。
一度訪れてみてはいかがでしょうか。
- cafe珈琲 ES+sense
- 〒870-0133 大分市葛木1093-1 [map]
- TEL:097-523-5077
- 営業時間:11:00~22:00 ※LO21:00
- 休日:不定休
- 駐車場:有
- https://es-sense-oita.com/