前を通るだけで、ついのぞいてみたくなるお店

朝10時の開店時間とともに店内に入ると、焼き立てのパンの香りが広がる心地良い空間。焼き立てのパンが並ぶショーケース。リノベーションされた店内の随所にかわいらしいセンスの光る内装。並んでいる雑貨や店員さんのファッションまでもお店の雰囲気と一つになる、そんなカフェ。今回は、3周年を迎えた上野町のカフェ「Room117（ルームイチイチナナ）」さんをご紹介します。大分駅から徒歩10分ほど、上野ヶ丘中学のお隣です。

何度も来たくなる、魅力的なメニュー

パンが焼き上がるのは1日2回ほど、お店中が優しい香りに包まれます。定番のクロワッサンはじめ、あんクロワッサンやハニークロワッサン。他にもチョコグラノーラデニッシュ、カスタードデニッシュ、各種ラスクなど。

ついつい全部味わってみたくなっちゃいますね。

この日は偶然にも、1か月に1回だけの限定お取り寄せベーグルDay。
無添加ヘルシーにこだわる、茅ヶ崎のベーグル屋さんより仕入れているそう。
もちもちとした食感が食べ応え十分です。オーブンで温めるとさらにおいしく楽しめます。
運が良ければ巡り合えるかも。

11時から利用できる2階カフェスペース。たくさんの雑貨に囲まれながら、ゆっくり落ち着いた時間が過ごせます。お昼時は混み合うことも多いので、事前に予約しておくことがオススメです。

テーブル席の他、カウンター席もあります。女性客が多い中でも、カウンター席で男性の方も落ち着いて過ごせる空間が嬉しいですね。

お店のオススメはやっぱりランチメニュー。メニューはRice set・Sand set・Pasta setの3種類。内容は週替わりだそうです。

以前はSandとPastaの2種類だったのを、男性からの要望もあり、3周年を機にRice setも始めたそう。今回オーダーしたタコライスのランチセットは彩り鮮やかでボリュームも充分。男性にも満足してもらえる配慮が嬉しいですね。

コーヒーはモンドセレクションを受賞した神戸の専門店のものを。

豆は料理に合わせて焙煎していただき新鮮なものを送っていただいてます。

かわいいボトルのカフェオレベースも取り扱っています。

季節ごとのパフェもこのお店の楽しみの一つ。元パティシエのスタッフがメニュー開発していて、季節ごとに変わるそうです。
取材時はちょうどメニューの入れ替え時期で、限定パフェには巡り合えず。次回リベンジです(笑)

117=イイナが集まるお店にしたい、という思いから

Room117（ルームイチイチナナ）という店名の由来は実際に自分が良いと思ったものが自然と集まってきたと語る店長。

大分県内外の作家さんの作品が並ぶ雑貨コーナーには、ライブをきっかけに親交持つようになったミュージシャンの作品も並んでいます。

スタッフは20代ばかり。お店のテイストを大事にしているので、スタッフにも服装は「高いものじゃなくてもおしゃれに、清潔に」と気を付けてもらっているとのこと。

3周年を迎える今では、10代から年配の方まで幅広い客層のようです。

元はアパレルに勤めていた店長。結婚・出産を機に退職するも、3人目が幼稚園に入るタイミングで自分の時間が持てるようになり、自分で何ができるか考えるきっかけに。

周りが開発地でお店もそれほどなかったので、カフェがいいんじゃないか？「みんなが集まって、楽しく過ごせる場所を作りたい」という思いがあったとのこと。

最近は自分の子供が大人たちの働く姿を見て「バリスタになろうかな」なんて言ってくれるそうです。家がお店の近くで、子供の通学路なので安心して仕事ができ、子供との良好なコミュニケーションが取れている、と語る姿。
子育てと仕事を両立させている素敵な女性、という印象的な店長でした。

インスタグラムでの情報発信にも力を入れているRoom117さん。主婦の方が見やすい時間とOLの方が見やすい時間に配慮して投稿するなど、こちらも勉強になるお話がたくさん聞けました。

たくさんの「イイナ」に囲まれながら、大切な方との時間が過ごせる『Room117』ぜひ一度いらしてみてください。