人気アパレルとのコラボハウスをわが家流にアレンジ
- Vol.40
- 家族構成:ご夫婦+お子様2人
- FREAK’S HOUSE
自分らしさを積み重ねた家
太宰府市の閑静な住宅街の中でも、ひと際目を惹くモノトーンの外観。一般的な家の2倍はありそうな広々とした土地は、ご祖母さまから譲り受けたという大切な場所だそう。30代前半で、この広い邸宅を持ち、夢のような一人暮らしを満喫するT様。自分らしいこだわりを詰め込むことによって、男の憧れの「趣味部屋」も思いのままにし、スタイリッシュでスマートな新居を構えることができたT様邸のストーリーをご紹介していきます。
▲ 車やバイクが好きで、玄関横から出入りできるガレージとカーポート、バイクガレージを設置しました。
画像集めから見えた理想の住まい
もともとここは、祖母が住む築50年の一軒家でした。夏休みやお正月に遊びに来た思い出の場所が、祖母が亡くなったあと空き家になっていました。両親からも「できれば住んでほしい」と言われていたので、はじめはリノベーションして住むことを考えていました。しかし、なかなか納得できる工務店に出逢えなかったんです。
その時期、好きなテイストの画像集めもしていたんです。そしたら「箱型」というキーワードが見えてきて、ベツダイさんとの出逢いにつながりました。見学会で、全面コンクリート打ちっぱなしの家や、真ん中にウッドデッキがある家を見て、ベツダイさんとなら理想の家が建てられると直感しましたね。
▲ エントランスは清潔感を出すために、白と黒のツートンでまとめました。入って右には、靴や車関連の用具をたっぷり収納できるクロークを設けました。
シンプルさは機能×利便性の追求から
ほぼ毎週、打ち合わせを重ねましたね。他の方の3倍は時間をかけたと思います。何かをプラスしていくというよりは、そぎ落としてシンプルにしていくことに時間をかけました。
特にこだわったのは、リビングですね。清潔感のある白をテーマにしたうえで、シンプルになりすぎないよう床材を大理石調にしたんですよ。壁には、調質作用のある素材「エコカラット」を取り入れて機能性も追求しました。2階にはバスルームと寝室をつくることで、帰宅してから眠るまでワンフロアで過ごせるようにしました。
▲ 2階のLDKはL字型になっているので奥行きが感じられます。
自分の行動パターンに沿った家づくり
「自分の望みを具体的に形にできるとき」って、家を建てるときくらいしかないと思うんですよ。なので、好きなだけ要望を伝え、家づくりを楽しみましたね。ただ、実際の暮らしに沿っていないと意味がないので、帰宅後や休日の自分の行動をシミュレーションしてから、動線を考えましたね。カーポートから玄関まで通り抜けられるようにしたのもそのためです。デザインはもちろん、使い勝手にも満足してますよ。
▲ トイレは1、2階に1ヵ所ずつ。水回りは全体的に余計な装飾を施さず、シンプルに仕上げることを心がけました.
趣味部屋も想いのままに
「かっこいい空間にするには家電を隠す」という方法をご提案いただき、冷蔵庫と洗濯機は、ドアで見えないようにしました。キッチンスペースは、アイランドキッチンとスツールだけなので、とてもスッキリして、空間に拡がりを感じますね。他の家電や食器、食品もすべてスライドドア付きの棚に収納しています。少しの工夫で印象が変わりますよね。
1階には、家族が泊まりに来られるように和室と洋間をつくりました。そして、カーポートを眺めることができる「趣味の部屋」もつくったんですよ。好きな車を見ながら、好きなものに囲まれた趣味部屋で飲む一杯は、何よりの至福ですね。
▲ キッチンと洗面室は家電を隠すことで生活感を排除しました。
ベツダイの家は、規格住宅「ゼロキューブ」が有名だが、もとは注文住宅の工務店。T様邸のように一から設計していく住宅にも、これまで積み重ねてきたノウハウや部材へのこだわりが活かされた。こんな贅沢な空間ができるのも注文住宅ならではだ。