素材と造形美を大切に。時間とともに味わいを増す「本物の家」。

素材と造形美を大切に。時間とともに味わいを増す「本物の家」。
インタビュー

インタビュー

お住まい
大分市 Oさま邸 
家族構成
ご夫婦+娘さま家族(ご夫婦+お子さま3人)
カテゴリ
2階建 2世帯住宅

人気アパレルとのコラボハウスをわが家流にアレンジ

  • Vol.40
  • 家族構成:ご夫婦+お子様2人
  • FREAK’S HOUSE

ステンドグラスが優雅に映える、柔らかな丸みを帯びたアール型の袖壁。表情を変える細やかな塗り壁やタイル張りのバルコニーなど、本物の素材にとことんこだわったOさま邸。
長年住宅業界に携わり知識豊富な旦那さまと、仕事を通じて新人の頃からお世話になっている営業担当、そして提案力に定評がある設計士とインテリアコーディネーター。数多の打ち合わせを重ね、三者一体となって「こだわり」に「こだわり」で応えた末に完成したマイホームは、7年経った今も愛おしく、満足度の高い仕上がりになりました。

みんなで子育てに参加する二世帯住宅

令和元年に完成したOさま邸は、娘さま家族と一緒に暮らす二世帯住宅。
当初は市内に居を構える娘さま家族と隣同士で家を建てるつもりで、2区画の分譲地を準備していました。しかし、娘さまご夫婦はダブルワークで旦那さまの帰宅が遅く、当時はまだお子さまも小さかったことから、一つ屋根の下の方が子育てのサポートがしやすいと考え、二世帯住宅を選択しました。

玄関は共通としつつ、水回りなどのプライベート空間を緩やかに分けることでお互いの生活に配慮しながら、いつでも助け合える関係を実現しています。

経年がもたらす深み。「本物」を追求した住まい。

海外旅行が趣味のOさまご夫婦が、家づくりのテーマに選んだのは「ヨーロピアン。」
曲線が生み出すデザイン美、レンガやアイアン、無垢材といった自然素材が醸し出す重厚感、クラシカルな雰囲気が魅力です。

「想い描いたこだわりをカタチにするのは、自由設計の醍醐味。だから素材にもとことんこだわりました。既製品だと汚れは“劣化”だけど、本物の素材を使うと “味わい”になるので色褪せません」と旦那さま。

想いをカタチに。「こだわり」に「こだわり」で応える。

ウォークインクローゼットのほか、納戸や小屋裏収納まで備えた収納力抜群の間取りは、旦那さまのアイデアから生まれました。

「イメージを可視化するために、外観パースから各部屋の展開図まで、すべて私が描きました」と旦那さま。大手住宅メーカーでの経験を活かし、本格的な図面が何ページにもわたって描かれた資料をもとに、設計士がその想いを丁寧に図面に落とし込みました。

間取りで特にこだわったのは明かり取り。

廊下やウォークインクローゼットなど光が届きにくい場所に天窓を設け、もともとバルコニーの予定だったダイニング上部を、大きなフィックス窓のある吹き抜けに変更しました。

「設計について主人が打ち合わせのたびに宿題を出すから、設計士さんも大変だったと思いますよ(笑)」と奥さまが語ると、担当の相賀は、「担当設計士もディテールを大切にしているので、O様と打ち合わせ始まった瞬間から意気投合でした(笑)」と当時を振り返ります。

ビルドインでラインを揃えた一体的な空間設計。

家族が集うダイニングは、壁や収納部分の扉などにアールを取り入れた意匠と高い天井が印象的。吹き抜けには化粧梁をあしらい、まるでレストランのような特別感が漂います。また、イメージを崩さないよう、ピアノやエアコン、家具などを壁に埋め込むビルドインにこだわり、凹凸のない洗練された佇まいに仕上げました。

「家具や家電のサイズに合わせて、一つひとつ造作してもらいました。職人さんが熟練の技で難しいオーダーにも応えてくれて、本当に満足しています。毎日きちんと掃除をして帰るので、いつも現場がきれいだったのも好印象でした」

こだわりのダイニングには、一枚板のテーブルが堂々とした存在感を放ちます。誕生日など家族の記念日には、ここに全員が集まってお祝いをするというOさま家族。温かな団らんに包まれた、賑やかな時間が流れます。

格式高く、エレガントなエクステリア

Oさま邸の外観は、隅々まで丁寧に設えられています。
造園や外構を専門とするパートナー会社が手掛けたエクステリアは、造池や季節の木々によって自然を感じられ、ガーデンパラソルの下でティータイムも楽しめます。

さらに、二重に構えたデザインウォールや、タイル張りの玄関ポーチやバルコニーなど、随所にヨーロピアンな空気感が漂い、建築中に「レストランができるんですか?」と聞かれたのも納得の仕上がりです。

東側外壁に施した、壁に立体感を持たせる意匠について旦那さまは、「少し壁を凹ませるデザインがおしゃれでしょ? 設計士さんの提案だったんだけど、さすがだなと思いました」と語ります。奥さまも、家のシンボルとなる正面テラスを、「ロミオとジュリエットのワンシーンみたいで素敵でしょ?」と嬉しそうに紹介してくれました。

妻のため、娘家族のため、そして自分のために。後悔のない家づくり

今回の家づくりは、Oさまご夫婦にとって初めてのオーダーメイド住宅でした。
奥さまが「家の前の畑から二人で家を眺めて、『いい家が建ったね』と褒め合うんです」と笑うと、旦那さまも「60代になってしまったけど、妻に新しい家をプレゼントできてよかった」と微笑む姿が印象的でした。

長年描いてきた理想を余すことなくカタチにすることは、自由設計の最大の魅力です。施主さまの想いを受け止め、より良い提案を重ね試行錯誤した結果、“本物にこだわった住まい”が完成しました。

ベツダイホームでは、お客さまの想いを丁寧にヒアリングし、気持ちに寄り添った最適な提案とアイデアで、家づくりをサポートいたします。

text / Rieko Aihara
photo / Masayo Momijiya
salese / Katsushi Aiga

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