人気アパレルとのコラボハウスをわが家流にアレンジ
- Vol.40
- 家族構成:ご夫婦+お子様2人
- FREAK’S HOUSE
旅から帰ってきた瞬間、旅が終わるわけではない。
車に積んだ荷物、カメラに残る写真や映像、旅先で買った雑貨や食材。そのひとつひとつには、まだ熱の残る思い出が詰まっている。
「GORDON MILLER」の世界観を体現したこの住まいが提案するのは、そんな“帰宅後の時間”まで心地よくデザインされた住まい。
外で楽しんだ非日常が、家に帰った瞬間に途切れるのではなく、その余韻ごと日常へと溶け込んでいく。
旅好きにとってうれしい仕掛けが、この家には随所に散りばめられている。
旅の続きを楽しむ、ガレージでのひととき。
この家の象徴でもあるガレージ空間に愛車をゆっくりと収め、荷物を下ろし、使った荷物や道具を定位置へ戻していく。
ランタンを拭き、工具を並べ、愛犬とともに荷物をメンテナンスする。
ここでは、それは単なる“片付け”ではない。
今回の旅で使った道具をひとつずつ整えていく、その時間そのものが旅の続きを味わうための大切なプロセスになっている。
GORDON MILLERのアイテムの魅力は、その機能性だけではなく、無骨でタフな佇まいがありながら、空間に置くだけで絵になる洗練されたデザイン。使い込むほどに味わいが増し、暮らしそのものに馴染んでいく。
壁面収納に並ぶ荷物やツールたちは、ただしまわれるのではなく、美しく“魅せる”ために配置されている。ガレージは収納場所でありながら、趣味を楽しむための特等席でもある。
道具を整えるたびに、旅の記憶がよみがえる。
ふとカメラを手に取り、写真を眺めながら思い出を噛みしめる。そんな時間さえ、この家では豊かな余韻になる。
旅の記憶を、暮らしに仕舞う。
片付けがひと息ついたら、ガレージから直接アクセスできる階段を上がって2階へ。階段を上がった先にあるフリールームで、カメラのデータをPCへ取り込み、旅先で撮影した写真や映像を整理していく。
壁一面の有孔ボードには、キャップや写真、小物などお気に入りのアイテムたち。旅の記録と日常の愛用品が同じ空間に並ぶことで、その人らしい世界観が自然と形づくられていく。
コーヒーの香りが、ふわりと漂う。
さっきまで鮮やかだった旅先の景色が、コーヒーの湯気とともにやわらかく馴染み、思い出が静かに暮らしへ溶け込んでいく。このフリールームは、ワークスペースでありながら、趣味を深めるための特別な場所でもある。LDKとゆるやかにつながりながらも、一段下がったステップフロアによって、ほどよいこもり感が生まれているのが特徴だ。キッチンやリビングからは、作業する姿がさりげなく見える距離感。
近すぎず、遠すぎない、その絶妙なバランスが心地いい。ひとりの時間にじっくり没頭しながらも、家族の気配をいつもそばに感じられる——。
そんな安心感が、この空間にはある。
旅のかけらで、部屋を育てる。
フリースペース横のリビングでは、持ち帰った雑貨や小物を壁に飾ったり、棚に並べたり。手を加えるたびに、空間の表情が少しずつ変わっていく。
ラフでありながら洗練されたインテリアは、飾るものを選ばず、どんなアイテムも自然と空間になじませてくれる。主張しすぎないデザインだからこそ、そこに並ぶモノひとつひとつが、その家らしさを創っていく。
この家の面白さは、暮らしが完成しきらないところにあるのかもしれない。
新しい場所へ出かけるたびにインテリアが少しずつ更新され、住まいの世界観もゆっくりと育っていく。
ディスプレイの合間に、コーヒーを片手にひと休み。
「あ、この雑貨、あの街で見つけたよね」そんな何気ない会話が生まれるたび、モノに宿る思い出がふとよみがえる。
飾ることは、ただ空間を整えるためだけではない。自分たちの好きなものや、大切な時間を、暮らしの中に自然と溶け込ませていくことでもあるのだ。
おいしい記憶も持ち帰る。
旅の醍醐味は、景色だけじゃない。その土地で出会った食やお酒も、また大切な思い出だ。
キッチンでは、旅先で買ったワインを開け、おつまみを手際よく準備していく。
無機質で美しいステンレスキッチンに、飾らないまま並ぶ調理器具や食材が並ぶ光景はどこか絵になる。
オールステンレスのアイランドキッチンは、多少の汚れも気にせず使えるタフさが魅力。
調理中の油はねや水はねさえも気兼ねなく受け止めてくれるから、料理にしっかり向き合える。背面の白タイルやオープンシェルフには、お気に入りの調味料や使い込まれたフライパン、グラスが並び、日々使う道具さえインテリアの一部になっていく。
無骨でインダストリアルな素材感でありながら、木のダイニングやラグ、グリーンがほどよいぬくもりを添えることで、ラフなのにどこか洗練された空間に仕上がっている。それぞれの素材が主張しすぎず、心地よく共存しているのも、この住まいならではの魅力だ。
家に帰っても、旅は終わらない。持ち帰った時間を味わうことで、旅はより深く、自分たちのものになっていく。
次のワクワクを、ここから。
テーブルに地図を広げながら、今日の旅を振り返る。
「あの景色、よかったよね」
「次は、ここにも行ってみたいね」
そんなたわいない会話のひとつひとつが、また新しいワクワクを生んでいく。
この住まいが教えてくれるのは、家とはただ“帰る場所”ではない、ということ。
好きなものを整え、眺め、語り合いながら、次の楽しみを少しずつ育てていく場所でもある。
車、道具、旅、そして暮らし。
そのすべてがシームレスにつながることで、旅の余韻さえも日常の一部になっていく。旅の終わりは、次の始まり。次の旅を思い描く、そのワクワクごと、日常になっていく。
text / Megumi Yasuda
photo / Kazuya Aso
green styling / @greenlab_oita
model /Nozomi Yamasaki
@nozomi_sfl / @nozomi_film_
Miku Kanbe
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『GORDON MILLER YAMAGA』との共同プロジェクト、始動。












































