人気アパレルとのコラボハウスをわが家流にアレンジ
- Vol.40
- 家族構成:ご夫婦+お子様2人
- FREAK’S HOUSE
住まいに対して、“洋服や雑貨、レコードなど、自分の好きなものに囲まれて暮らしたい”という想いを抱く人は多い。
「家=住むためだけの場所でなく、自分のオリジナリティーを表す空間」、それを体現するのが、「ZERO-CUBEWAREHOUSE」だ。人気設計事務所「カリフォルニア工務店」とLIFE LABELとのコラボで生まれ、昔ながらの倉庫(=WAREHOUSE)を思わせるデザインが特徴。
アイデアが自由に生まれる、倉庫のような大空間
無骨でスタイリッシュなインダストリアルデザインと、高い天井と広い間口が開放感を演出する大空間。
ここでの日常は、“家族みんなで何かをつくろう”が合言葉。暮らしに自由な発想と創造力をもたらしてくれる。
晴れた日は、広々としたデッキに出て親子でDIYが始まる。「今日は、廃材を使って棚をつくろう!」と号令がかかると家族が集合。天気が悪い日は広々としたリビングでボードゲームに熱中する。勝負に勝った人は好きなおやつが選べるとあって、すぐ隣には子どもたちの一生懸命な横顔が。この家ではそんな風景が日常茶飯事だ。
1Fにも2Fにも“好き”をコレクション
インダストリアルな空間にマッチするフレームキッチンの棚には、鍋やケトル、お皿をレイアウト。お気に入りのアイテムを眺めながらのお料理タイムは、心躍るひとときを演出してくれる。
食事の前になると、キッチンに横並びのダイニングから「スプーンとフォーク、並べたよ!」と子どもたちの声が聞こえてくる。リキュールやウイスキー、酒瓶をディスプレイすれば、さながらバーのような空気に。子どもが寝静まったら、夫婦2人でグラスを傾けるのもいい。キッチンは食事をするだけの場所ではなく、家族のコミュニケーションの場。
今日の出来事、これからのこと、不思議と会話が弾む。キッチン後ろの大容量のパントリーには、ついつい買いすぎてしまう食材や日用品をストック。子どもたちがお菓子を隠す秘密のスペースになっているとかいないとか。
2階は、家族のセカンドリビングだ。壁掛け時計やコツコツ買い集めたレコード、古い映画のポスター、好きな洋服まで、家族のお気に入りのアイテムが並べられている。壁一面のブリックタイルが重厚感を演出し、ヴィンテージ家具やアート作品との相性は抜群。まるで美術館のような空間で過ごすことで、創造性や発想力がさらに磨かれていく。
スタイリッシュな倉庫空間で、人生を豊かに彩る
広大なスペースとインダストリアルデザインを活かした「ZERO-CUBE WAREHOUSE」には、年月をかけて集めた愛着のあるコレクションたちが静かに息づいている。“好き”を詰め込んだ、感性が研ぎ澄まされる秘密基地のような空間で暮らし、自分自身と向き合うことで、人生という物語がもっと豊かに彩られていくはず。