アイアンやステンレスなどの無機質な素材に、木の温もりがあるナチュラルなアイテムがしっくりと馴染む。トレンドでもある異素材同士を上手に組み合わせることで、ゆとりを感じる温かみのあるスペースが生まれた。

土間のアトリエは、木目を生かしたテーブルやシックな色みのキャビネット、背もたれがラタン素材のイスなどを取り入れてアンティークな空間に。オールドキリムの赤いカーペットがアクセントになっている。

一面有孔ボードを使用した、階段下のディスプレースペース。ドライフラワーやグリーンのリース、家族の写真、子どもが描いた絵などをフックに掛けて飾れば、家族が集うLDK空間を彩るギャラリーに様変わり。

ステンレス製のシステムキッチンに合わせて、家電にもステンレス素材を取り入れ、インダストリアルな雰囲気に。ラタンのかごなど木の素材を使った小物と組み合わせることで、温かみもプラスしている。

ストーン調の天板が印象的な、ラウンド型のセンターテーブル。フレームやクロスした脚の部分が真鍮（しんちゅう）のような雰囲気で、ポイントにもなる。落ち着いたゴールドの色みは部屋馴染みも良い。

リビングは、無機質なアイテムにアンティーク調の木の素材をプラスし、温かみのある空間に。ラタン×アイアンのチェアは、脚とクッションの黒が効いている。木×布のスタンド照明も女性らしいフォルムだ。

木目を生かしたダイニングテーブル。組み合わせたイスは、木や合皮など素材の異なるものを１脚ずつセレクト。背もたれなど、黒をポイント使いしている。テーブルもイスも角を丸くすることで優しい雰囲気に。

大容量がうれしい、アトリエの造作棚。竹製のかごやクラフトボックスなど、色合いを揃えたアイテムを使って見せる収納スペースに。ポイントにグリーンを置くことで、ナチュラルな空間を演出している。

有孔ボードを使った玄関ホールは、外出時に使う帽子やポーチなどをフックで吊り下げられて便利。見せる収納としてはもちろん、取り付けた棚にお気に入りのアイテムをディスプレーし、ゲストを迎えたい。