インフレ時代に無理のないマイホームの資金計画とは【ベツダイホームコラム】

インフレ時代に無理のないマイホームの資金計画とは
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インフレ時代に無理のないマイホームの資金計画とは

インフレ局面では、土地価格や建築費、住宅ローン金利、光熱費が上昇し、家にかかる総コストを予測しにくくなります。物件価格だけでなく、購入時の現金、住宅ローン、購入後の維持費まで含めて資金計画を立てることが重要です。

資金計画で最初に決めること(総予算と毎月の上限)

資金計画では、「いくら借りられるか」より「毎月いくらなら無理なく返せるか」と「総予算の上限」を先に決めます。

住宅購入後は、ローン以外にも固定資産税、保険料、修繕費、光熱費がかかります。毎月の上限は、手取り収入から生活費、教育費、老後資金、車の費用などを差し引いて設定しましょう。

総予算には、土地・建物だけでなく、付帯工事、外構、諸費用も含めます。見積額が上がる可能性に備え、予算上限とは別に予備費を確保しておくことも大切です。

また、頭金や家具家電に現金を使い切らず、生活費の3~6か月分を生活防衛資金として残しておきましょう。

住宅購入にかかるお金の全体像

住宅購入では、土地代と建物本体価格だけでなく、付帯工事、外構工事、諸費用を含めた総額を確認します。

見積もりを比較するときは、何が含まれ、何が別途費用なのかをそろえて確認しましょう。照明、カーテン、エアコン、家具家電は別途になることもあります。

付帯工事には、設計料、地盤調査・改良、屋外給排水、インフラ引き込み、解体工事などがあります。土地条件によって変動しやすいため、予備費が必要です。

駐車場、門柱、フェンス、庭などの外構工事も、後回しにする場合を含めて資金計画に入れておきましょう。

頭金(自己資金)の目安と考え方 

頭金を増やすと借入額や総利息を減らせますが、手元資金を減らしすぎると購入後の家計が不安定になります。

頭金は、生活防衛資金、引っ越し費用、家具家電、教育費、車の購入費、予備費を差し引いた残額を上限にすると安全です。

手元資金があれば、急な修繕や設備交換、繰上返済、借り換えにも対応できます。

頭金なしで利用できる住宅ローンもあります。貯蓄中に土地価格や建築費、金利が上がる可能性もあるため、頭金の有無にかかわらず、無理のない予算を早めに確認しましょう。

諸費用の内訳と目安

住宅購入時には、物件価格とは別に税金、手数料、保険料などの諸費用がかかります。一般的な目安は、新築で物件価格の3~5%、中古で6~8%程度です。

主な費用は、印紙代、登記費用、司法書士報酬、仲介手数料、住宅ローン手数料・保証料、つなぎ融資費用、火災保険・地震保険、不動産取得税などです。

諸費用は、契約時、ローン契約時、引き渡し時、入居後と支払時期が分かれます。「いつ、何に、いくら必要か」を一覧にして確認しましょう。

金融機関によっては諸費用も借りられますが、借入額と毎月返済額は増えるため、総額で判断することが重要です。

住宅ローン返済計画の立て方

住宅ローンは、金利タイプ、返済期間、返済負担率をセットで考えます。

目標は借入可能額の上限ではなく、教育費、車の買い替え、収入減少があっても返済できる家計をつくることです。

インフレ時は金利上昇も想定し、現在の家計だけでなく、将来の支出が増える時期でも無理なく返せる金額に抑えましょう。

 

金利タイプの選び方(固定・変動・ミックス)

変動金利は当初の返済額を抑えやすい一方、金利上昇リスクがあります。固定金利は金利が高めでも、返済額が変わりにくく家計管理がしやすい点がメリットです。ミックスローンは、固定金利と変動金利を組み合わせる方法です。金利が上がっても生活できるか、固定部分でどこまで家計を守るかをシミュレーションして選びましょう。住宅ローンは35~50年に及ぶこともあるため、当初金利だけでなく将来の返済額まで考える必要があります。

返済期間の決め方と完済年齢
返済期間を長くすると毎月返済額は下がりますが、総利息が増え、完済年齢も高くなります。
退職時期や退職後の収入、教育費のピークを考慮し、可能であれば退職までに完済するか、退職後の負担を小さくする設計を目指しましょう。
期間を長めに設定して繰上返済する方法もありますが、繰上返済をしなくても家計が成り立つ返済額にすることが基本です。

ローン返済額の目安と返済負担率

返済負担率は、年収に対する年間返済額の割合です。金融機関では30~35%程度が審査上限の目安になることがありますが、借りられる金額と無理なく返せる金額は異なります。
家計では年収よりも手取り収入を基準にし、転職、育休、病気などがあっても余力を残せる返済額にしましょう。
ボーナス返済を利用する場合も、賞与が減っても家計が回る範囲に抑えることが重要です。

住宅ローン金利上昇シミュレーション

変動金利を選ぶ場合は、金利が1%、2%上昇したケースを計算し、毎月返済額と年間負担がどれだけ増えるか確認しましょう。
教育費や車の買い替えと重なった場合でも、貯蓄を維持できるかを見ることも大切です。
金利が上昇しても返済額がすぐ増えない商品では、利息負担が増えて元金が減りにくくなる場合があります。
返済額だけでなく残高推移も確認し、借り換えや繰上返済などの対応策を考えておきましょう。

住まいの維持管理費用

購入後は、固定資産税、火災保険・地震保険、修繕費、光熱費などのランニングコストが続きます。

戸建ては修繕費を自分で積み立て、マンションは管理費・修繕積立金を支払うのが一般的です。外壁や給湯器などの交換費用は、インフレによる値上がりも考えて準備しましょう。

光熱費は、断熱性、気密性、窓性能、設備効率によって変わります。ZEHやGX志向型住宅などの高性能住宅は初期費用が上がることもありますが、光熱費や補助金、住宅ローン減税まで含めて総コストで判断することが重要です。

税金・補助金・優遇制度のチェックポイント

住宅ローン控除、補助金、登録免許税や不動産取得税の軽減措置は、住宅性能、入居時期、所得、床面積などで条件が変わります。

制度によっては確定申告や書類提出が必要です。対象制度、申請期限、必要書類を早めに確認しましょう。

補助金には予算枠や期限があり、必ず受け取れるとは限りません。補助金を前提に予算を広げず、受給できたら貯蓄や繰上返済に回す設計が安全です。

資金計画で失敗しないポイント

よくある失敗は、貯金を使い切ることと、支払い時期を把握していないことです。

住宅購入後は、引っ越し、家具家電、照明、エアコン、外構などの出費が続きます。土地代、着工金、中間金、最終金、ローン実行の時期がずれる場合もあるため、つなぎ融資を含めて支払い時期を確認しましょう。

現金は、生活防衛資金、諸費用、家具家電、外構、予備費に分けて管理すると使いすぎを防げます。

資金計画シミュレーションの進め方

まず、手取り収入、固定費、変動費、年間支出を整理し、毎月払える金額を決めます。通帳やカード明細を3~6か月分確認すると、実際の家計を把握できます。

次に、土地、建物、付帯工事、外構、諸費用、家具家電を含めた総額と支払時期を確認します。

そのうえで、金利上昇時の返済額、固定資産税、保険料、修繕費、光熱費を加え、住居費全体を把握しましょう。補助金や減税は確実に受け取れる前提にしないことが大切です。

大分県でマイホームを計画する場合

大分県では、土地価格だけでなく、車の台数や通勤距離も資金計画に影響します。車両購入費、保険料、税金、車検、燃料費は、住宅ローンと並ぶ固定費です。

また、夏の暑さや湿度、冬の冷え込みによる冷暖房費も考慮しましょう。断熱性、気密性、窓性能の高い住宅は、将来の電気代上昇を抑えやすくなります。

住宅費だけでなく、車、駐車場、外構、光熱費まで含めた「住まい方の総コスト」で予算を決めることが重要です。

5000万の家を買う人の年収は?

5,000万円の家を購入できる年収は、頭金、金利、返済期間、家族構成、生活費によって変わります。

年収だけで判断せず、無理なく返せる年間返済額から借入額を逆算しましょう。

土地2,000万円、建物3,000万円なら、諸費用として150~250万円程度かかる可能性があります。さらに家具家電、引っ越し、外構費も必要です。

購入後も教育費や車の費用を確保し、貯蓄を続けられる返済額かどうかを確認しましょう。

5000万円を50年ローンで借りると月々いくら?

5,000万円を50年、元利均等返済、ボーナス返済なしで借りた場合の概算は次のとおりです。

・金利1%:月約10.6万円
・金利2%:月約13.2万円
・金利3%:月約16.1万円

50年ローンは毎月返済額を抑えられる一方、総利息が増え、完済が退職後になる可能性があります。

月々の返済額だけでなく、総返済額、完済年齢、教育費や車の買い替えとの重なりも確認し、繰上返済に備えた貯蓄計画を立てましょう。

マイホーム資金計画のまとめ

インフレ時代のマイホーム購入では、物件価格ではなく総コストで判断することが重要です。

土地・建物、付帯工事、外構、諸費用、家具家電、維持費まで含めて総予算を決めましょう。

住宅ローンは、金利タイプ、返済期間、返済負担率をセットで考え、金利が上がっても生活できる余力を残します。

無理のない資金計画とは、家を買える金額を求めることではなく、購入後も安心して暮らせる予算を決めることです。

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