サイディングや門扉などのエクステリアや、照明などのインテリア。工業製品のような無機質なアイテムが、アンティーク調の柔らかい空間にすんなり調和する。温かさも感じられる、憧れのインダストリアルデザインの家。

「＋BOX」部分の外壁には、セメントの質感を活かした無垢の建築素材「SOLIDO」を使用。自然素材とも馴染む落ち着いた風合いで、微妙に表情が違うのもいい。中は土間タイプで、自宅兼ショップとしても。

インダストリアルな雰囲気のエクステリアも魅力的。門扉に使ったスチール素材のPCフェンスは、家の顔とも呼べる存在感を放つ。蛇口水栓も、ステンレス製のポットとの組み合わせでクールなイメージに。

玄関ホールからLDKにつながる扉には、ガラスの表面にストライプ柄が入ったデザインガラスを使用。アンティークな雰囲気で、レトロな“ゆらぎ感”がある。直接キッチンにも行けるので、荷物の搬入も楽々。

門扉奥の玄関ポーチには、ちょっとした土間収納も標準装備している。縦長タイプなので、高さのあるゴルフバッグや釣り竿、ベビーカーなどアウトドアシーンで活躍するアイテムを収納するのに重宝しそう。

パイプを使ったダクトレールなど、照明はインダストリアルなアイテムで統一。シェードのデザインにも特徴があり、サビ加工を施した外壁の照明や、廃材となったドラム缶を再利用したリビングの照明など個性的だ。

２階にある子ども室の１室。「ZERO-CUBE」の外観の特徴である小さな窓が足元にあるタイプの部屋には、インパクトのあるチェック柄のアクセントクロスを。表面を触ると、素材感が楽しめる。

主寝室にある２間分のクローゼットには、Wi-Fiなど有線の機器をクローゼット内に隠して設置できる。右奧はバルコニーへつながっており、入り口の壁は有孔ボードタイプなので、吊り下げ収納も可能だ。

シンプルなトイレの正面には、素材の魅力を活かしたスチール製のラックが。サイドには、トイレットペーパーをかんざしのように刺して固定する真鍮（しんちゅう）製のペーパーフォルダーや、タオルハンガーを設置。